【高1の進路相談】総合型か、一般か。迷っている君に伝えたい「今、一番大事なこと」
2026/5/3
先日、中高一貫校の高校1年生の生徒さんから、切実な進路相談を受けました。 「入試方式が色々ありすぎて、何を選べばいいか分からない」「いつまでに、どうやって決めたらいいの?」
中高一貫校に入って少し余裕が出てきたこの時期、多くの生徒がぶつかる壁です。 彼女へのアドバイスを整理しましたが、これは全ての高校1年生、そして保護者の方にも共通する「受験のリアル」です。
1. 入試方式の「よくある誤解」
まず、多くの人が勘違いしがちな「総合型(旧AO)」と「一般」の現実をお伝えします。
総合型選抜は「楽」ではない 偏差値の高い大学を目指す場合、総合型は一般入試よりも過酷になることがあります。その学部で学びたいという圧倒的な「熱量」と、それを言語化する小論文・面接のスキルが問われるからです。最近では専門の対策塾も増えており、早い段階からの「戦略」が必要になります。
一般入試の「決断期限」は高2の夏 中高一貫校のカリキュラムは進みが速く、高校2年生の夏頃には全範囲が終わることも珍しくありません。そこから一気に入試演習へシフトするため、一般で戦うなら、遅くとも高2の夏までには腹を括る必要があります。
2. 「やり方」の前に「行き先」を決める
入試方式や英検などの優遇条件は、大学によってバラバラですし、毎年変わります。 今の段階で「方式」に振り回されるのは、目的地が決まっていないのに「飛行機で行くか、新幹線で行くか」を悩んでいるようなものです。
まずは、方式を調べる前にこれを見つけてください。
「どの学校に行きたいか」
「どの学部で、何を学びたいか」
行き先さえ決まれば、入試方式や必要な検定、科目は自ずと見えてきます。大学のHPを調べるのも、そこからで十分間に合います。
3. 全ての選択肢を支える「最強のカード」
「やりたいことがまだ見つからない」という人も多いでしょう。でも、焦って適当な進路を決める必要はありません。
やりたいことが見つかったその時に、どんな方式でも選べるようにしておく。 そのために今、高校1年生がすべきことはたった一つです。
「学校の定期テストを徹底的に大事にする。そして、高い評定(GPA)を維持し続けること」
指定校、総合型、公募推薦……。 将来、どんなチャンスが目の前に転がってきても、高い評定さえあればその切符を掴むことができます。逆に、評定が足りないというだけで、受けたい方式を諦める生徒もたくさん見てきました。
まとめ:今は「準備」の時期
進路が決まらないからといって、手を止める必要はありません。 「基礎を固め、評定を積み上げる」という日々の積み重ねが、将来の君を助ける最大の武器になります。
「何が出ても間違えないぞ!」と言えるくらい、まずは目の前の定期テストに本気で取り組んでみてください。その努力の先に、きっと納得のいく進路が見えてくるはずです。