
定期試験の後に実施した「三者面談」と、中3の今だからこそ伝えたい大学受験の戦略
2026/5/25
こんにちは。数学逆転専門塾UCATI代表の佐古です。
5月下旬になり、いくつかの学校で中間試験の結果が少しずつ出始めてきました。 前回の記事でお伝えした通り、今期はほとんどの生徒さんが「試験1週間前に問題集を1周やり切る」という素晴らしい頑張りを見せてくれ、日頃の成果が少しずつ形になり始めています。
そんな中、先日ある中学3年生の生徒さんと保護者様をお迎えし、今後の学習方針と将来の大学受験を見据えた「三者面談(作戦会議)」を実施しました。
事前の準備段階で、今回はどうしてもワークの未消化分が残り、テスト直前まで慌ただしいスケジュールになってしまった生徒さんです。
もちろん、全体としてはほぼ全員が計画通りに問題集を終えられています。しかし、つまずくタイミングや課題は一人ひとり異なります。大切なのは「遅れたことを責める」ことではなく、「なぜ今回は間に合わなかったのか」を一緒に分析し、次に活かすことです。
今回の面談に向けて、私はその生徒さんの強みやこれからの課題を整理した、個別のアジェンダ(資料)を作成してお渡ししました。今回はその内容を一部交えながら、特に「中高一貫校の中3生」に今知っておいてほしいリアルをお話しします。
1. 「短期記憶」から「長期記憶」へ組み替える型を作る
今回面談をした生徒さんは、非常に飲み込みが早く、授業中の集中力や理解のスピード(ポテンシャル)は極めて高いものを持っています。
だからこそ、これまでは「直前の詰め込み」である程度の点数が取れてしまっていたのかもしれません。しかし、脳の忘却曲線を考えると、適切な復習を挟まない知識は、模試や実力テストなどの「初見の問題」では通用しなくなってしまいます。
特に高校受験のない中高一貫校生にとっては、中3の今の時期に「定期試験の1週間前には問題集を終え、間違えた問題を反復する型」を身につけておくことが、今後の学力を左右する大きな分岐点になります。
2. 中3の段階で「一歩先」の受験ルートを意識する
高校に進学すると、入試方式の多様化(一般入試、指定校推薦、総合型選抜など)に伴い、自分がどのルートを目指すのかによって戦い方が全く変わってきます。
どのルートを選ぶにしても、高1・高2の定期試験で確実に高得点をキープできる型を今のうちに作っておくことが、将来の選択肢を圧倒的に広げます。
また、高校生になると数学の分量と難易度が本格化します。そのため、比較的時間に余裕がある中3の今のうちに「英検準2級〜2級」を確実に取得しておくことが、高校進学後に数学の学習時間をしっかりと捻出するための大きな戦略になります。
3. 将来直面する「圧倒的な数式の壁」
今、学校のワーク(サクシードなど)で扱っている高校数学の基礎(2次関数や整数の性質など)は、すべての土台です。しかし、将来直面する大学入試の数式群に比べれば、まだ「九九」を習っている段階に過ぎません。
将来、理系進学や難関大を目指す場合、高校の後半(数Ⅱ・数Ⅲ)では、見た目だけで圧倒されるような複雑な微積分や極限の数式を日常的に処理していくことになります。
今やっている基礎の1つひとつが、その巨大な壁を乗り越えるための武器になるのです。
まとめ:一人ひとりの「現在地」に誠実に向き合う塾でありたい
今回の三者面談を通じて、生徒さん自身も「自分のこれからの伸び代」や「次にやるべきこと」をしっかりと受け止めてくれたように感じます。今後の変化がとても楽しみです。
UCATIでは、問題集が予定通りに進まなかったからといって、生徒さんを突き放すようなことはいたしません。その子の性格や強みに合わせて、これからの戦略を一緒に組み立てていきます。一人ひとりのために専用の資料を用意してじっくり話し合う時間は、私にとっても非常に大切な時間です。
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