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【本郷中学校】「本数検」と「新Aクラス」の壁を、確かな学力に変える戦略

2026/3/25

豊島区の進学校、本郷中学校。 こちらの数学カリキュラムは、まさに「THE 中高一貫校」といえる王道の進み方ですが、その中身には本郷ならではの非常にユニーク、かつ手強い仕掛けが用意されています。

多くの本郷生をサポートしてきた経験から、この「本郷数学」を乗りこなすためのポイントをお伝えします。

1. 「新Aクラス問題集」という強敵

本郷の幾何で採用されている『新Aクラス問題集』。これには正直、驚かされることも多いです。 中学生向けでありながら、いわゆる「初見殺し」の難問がズラリと並んでいます。講師である私でさえ「おや?」と一瞬考え込んでしまうような問題も珍しくありません。

これを初見でスラスラ解ける中学生は、まずいないでしょう。 大切なのは、解けないことに落ち込むのではなく、「どう考えればその答えに辿り着くのか」というプロセスを一つずつ紐解いていくことです。

2. 「本数検」が作る自学自習のリズム

本郷の数学を語る上で欠かせないのが、毎学期行われるオリジナル検定「本数検」です。 長期休みになると、日付が指定された宿題プリントをコツコツ解いている生徒さんの姿をよく見かけます。

  • 形式: 記述式が多く、思考力や表現力が問われる

  • 内容: 基本が定着していれば合格できるが、正確な記述が求められる

  • 効果: 級・段位が認定されるため、男子校らしい競争心がモチベーションになる

この「本数検」に向けた日々の学習サイクルをしっかり守れている生徒は、やはり強いです。学校のカリキュラムが非常に完成されているため、これをおろそかにせず食らいついていくことが、合格への最短ルートになります。

3. 高2の夏、空気が変わる瞬間

本郷のような男子校に多い傾向ですが、中学時代に少し「中だるみ」をしてしまった生徒さんも、高校2年生の夏を境に、まるで別人のように勉強モードに切り替わることがよくあります。

実際、私の教え子でも、そこからの猛チャージで早稲田大学に現役合格した生徒がいました。 「受験対策は高2の夏からで間に合う」と言えるのは、それまでの学校の定期試験や本数検を通じて、基礎体力が養われていることが前提です。

最後に

本郷の数学は、確かに手応えのある難問も多いですが、決して「余計な参考書」に手を出す必要はありません。

学校から与えられる課題、日々の定期試験、そして本数検。 この目の前にある一つひとつを、背伸びをせずに着実にこなしていくこと。その「当たり前」の積み重ねこそが、数年後の大きな飛躍を支える土台になります。

もし今、目の前の難問に足が止まっているのなら。 まずは「基本」に立ち返り、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。